これは2016年国際バラとガーデニングショウで入賞した、青木真理子氏の作品です。
とかく花の色に目がいってしまいがちなので、抑えた雰囲気で勝負するのはなかなか大変だと思いますが、特筆すべきは、このシーンはSNSで画像映えするように計算して作っているところ。
これは、ガーデンでは今までにない戦略的な感覚。
エイジングされたベンチの上に古びた洋書、カシワバアジサイの造形的な葉と花が、空間に物語性とアクセントを与えています。
メドウガーデンや、花が溢れるボーダーガーデンは美しいのですが、それをfacebookやInstagramで見て映えるように切り取るのは大変。
どこかに、このようにSNSで美しく見えるシーンを作っておくことが、これからの新しい流れになっていくのではと考えます。
後になりましたが、青木真理子氏は私が最も買っている、若手ガーデンデザイナーです。
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