夏に元気なバラ'Madame E. Souffrain', 1897

楚々とした雰囲気を漂わせるこのバラは、ティーノアゼットローズ(TN:ノワゼットに含まれる時も)に分類される、かなりレアな品種です。

バラは猛暑になると落としたりして夏バテするものも多いのですが、丈夫なノアゼットと低温を好まないティローズの特性のおかげで、華奢な雰囲気に似合わず夏でも元気。

花は春の花より暑くなってからの方が色が美しく乗りました。

バラは、咲いているときは大変ゴージャスですが、真夏にやや傷んだ葉っぱだけ、もしくは葉を落として見るからに元気がないと途端に魅力が薄れるものです。


花は現代品種に比べると小さいのですが、薄くてマットな質感の葉を夏も元気に繁らせているこのバラは、時に水やりが苦行ともなる季節に元気をくれます。

以前は花の形と色が重要でしたが、今は細めで華奢な枝振りと葉の美しさにかなりの重きをおくようになりました。

(グレヴィリアのゴツイ葉がそばにあるので、大きめの照り葉はちょっと好みではなくて)

バラというと、殆どバラだけで埋め尽くされたお庭が多いですが、コレクターになるのか景観を作るのか、はたまた自宅の雰囲気に合うのかそうでないか、そんなことも考えて選ばれるのがベターだと思います。

が、時に魅力に負けて衝動が優先したりしますが(汗)

ex-PlantsInspire(プランツインスパイア)

アンチエイジング、ガーデニング、健康、ストレス解消に関心があって情報を発信します。 趣味はバレエ、植物を育てること、料理。中高年なので、健康やアンチエイジングも気になります。 旅行や建築も大好き。